■はじめに■

この度はヤングスタンプのオークションをご覧頂きありがとうございます。
気持ちよくそしてテンポ良くお取引させて頂きたいので必ず最後までお読みください。
■商品説明■ 【商品詳細】
このロットはセルビアのビミナシウム(Viminacium)遺跡及びその周辺域で今年7月に出土したばかりの未洗浄コインです。メインは銅貨ですが稀に銀貨が入っている可能性があります。またロットによってはローマ以外のコインが1枚か2枚入っている事もあります。出土時の
ビミナシウムと言えばローマ属州で最大規模を誇る都市および軍事基地であり、同時に当時のバルカン半島でも最大の都市でした。450ヘクタールにもなるビミナシウム遺跡の発掘調査は全体の数パーセントしか進んでいませんが、既に1万5000人以上の墓や宮殿に剣闘士アリーナ、円形劇場や浴場、寺院などが発見されています。そして莫大な量の宝飾品とコインの数々も！

長年地中に埋まっていた際の汚れが堆積していますので落札者様にて適宜クリーニングしてあげてください。私は実際セルビアに赴き、ローマコインのクリーニングを何十年と生業にしているプロから直接クリーニング方法を教わりました。その方法をより取り組みやすくした方法をコインクリーニングガイドとしてブログに書いています。→こちらをクリックしてご覧ください。また私のコインクリーニング作業風景はYoutubeで公開しています。→こちらをクリックしてご覧ください。これらを参考にするのが一番確実ですがもちろん我流でも構いません。とにかくクリーニングは焦らず楽しんでください。物によっては分厚い汚れの下に素晴らしい図案が隠されていますが、慌てて強引なクリーニングを施すと図案そのものをダメにしてしまう事もあります。

本来発掘された未洗浄コインは一部博物館に収蔵される物を除き、この地域を一手に取り仕切る卸業者がまとめて化学薬品で洗浄した上で欧米のコインディーラーへと売り渡し、そこから徐々にコインショップを通じて一般市場へと流通していくのが常です。化学薬品で洗浄されたコインはパッと見綺麗に見える物も多々ありますが、強力な酸を浸透させてコイン表面の汚れと図案を破壊していますので将来的に腐食が進む可能性は否定できません。ですので「手間はかかるけれど化学薬品を使わず自分の手でクリーニングしたコインをコレクションしたい」と言う考えが浸透してきており、昨今欧米の古代コインコレクターの間ではスラブ入りも含めて洗浄方法が不明なコインは敬遠される傾向にあります。私も化学薬品で洗浄された物は好みませんので、出土したての未洗浄コインをセルビアやバルカン半島の現地卸業者から直接購入しています。

このロットのコインももちろん出土したばかりの物。従って適切にクリーニングをした場合、古代ローマ時代に地中に埋められて以降、落札者様が人類で初めてそのコインの表面に触れた人となります。また図案を元に詳細な識別をした場合も人類史始まって以来落札者様が最初にそのコインを詳細に識別した人となります。数多の人の手を経てきた流通品コインとは一味も二味も違います。

当方では識別は一切していません（堆積した汚れがあるのでできません）。完全未選別品のロットとなります。従って汚れの下の図案の有無や図案のレアリティも不明です。一口にローマコインと言っても図案の種類は数万種類も存在し未だに新種も見つかっています。図案が残っていれば詳細な識別や分類まで楽しんで頂けますしこれはクリーニングを実施する人だけの特権です。サイズについてはスケールを一緒に撮影しているので参考にしてください。 画像は1～5枚目までが片面の全体と詳細、6枚目以降が反対面の全体と詳細になります。未洗浄故にグレードも不明ですから格安スタートにてお譲りします。昨今ギリシャやイタリア等では出土物の国外持ち出し禁止が法律で定められました。今後益々未洗浄コインの入手は困難になってくるでしょう。是非この機会をお見逃しなく！

格安スタートです！ ■お願いと注意事項■ ・商品画像よくご覧の上で入札してください
・ノークレームノーリターン必須です
・ロット物の場合痛みのある物が入っている場合があります
・領収書や納品書の発行はしておりません
・落札後のキャンセルはできません
・同梱を希望される場合は必ず「まとめて取引依頼」をお願いします
・取り置きは最初の落札から最長で5日までとします
・商品到着後は速やかに受け取り連絡をお願いいたします
・こちらから評価は行いませんので必要な方は先に評価をお願いします
・支払いの遅い方や受け取り連絡の遅い方は次回から取引をお断りさせて頂く場合があります
・新規の方や悪い評価の目立つ方はこちらの裁量で入札を取り消す場合があります

※入札＝上記全てを了承した事になりますので予めご了承ください。また商品説明に記載のない不明な点がありましたら気軽にご質問ください。 ■