幻の一本 松岡良治 クラシックギター

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松岡良治のNo.80 1980年製です。 マニア垂涎の特殊スペックのようです。 このナンバー以上は見たことありませんので、当時の最上位機種かそれに近いものかと思われます。 私は松岡は今までほかにNo.20, No.35, No.60, M50, M100を弾いてきましたが、この機種だけ異質です。 No.80はネットでは「受注生産」「インディアンローズウッド総単板」などの情報がありますが、仮に受注生産でしたら個体差もありスペックの特定は難しいかと思われます。あくまでも推測が含まれていることはご了承ください。 まずサイドバックですが、よくあるインディアンローズウッドとは少し異なってややクリーム色です。 また、サウンドホールから裏板内部をから拭きしたところ、素晴らしい芳香剤のような香りがしました。 インディアンは酸味の入った香りです。総合すると、これはホンジュラスローズウッドかそれに近い種かと察します。 表板も、ほかの松岡とは異なります。0.5ミリ以下の目のつまった部位や、交差杢がふんだんに入った、粘り気のある上質材となっています。 ハカランダ使用の73年製No.60と比べても、こちらの個体のほうが洗練された音色、バランスの取れた鳴りで、松岡の製作家としての精進が表れています。 私は桜井正毅、西野春平、中出阪蔵のローズウッドの総単板(いま新作で買えば定価40万級)も持っていましたが、それらよりもこの松岡のサウンドに圧倒的に魅了されました。 指板はバニラの香りがしており、ハカランダであることは間違いないでしょう。ハカランダ指板はこの個体以外は見たことありません。 ネックの状態も良く、接着やふくらみの問題もありません。 ボディに割れはありません。 ペグはGotoh製の新品に、ナット、サドルも新品に交換。 弦高は12フレット1弦3ミリ&6弦4ミリで、サドル余裕があります。 本体、フレットや指板も丁寧に清掃しました。 ビンテージのですので、オリジナルではない部分や見た目の瑕疵にご理解ある方でお願いします。 この個体にご興味もたれた方は、2度と無い機会かと思います。 交渉中であっても、早い者勝ちで先に購入した方を優先します。 気が変わってすぐ出品を取りやめるかもしれませんが、よろしくお願いします。

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